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pygame.movie
    mpeg形式の動画を再生するためのpygameモジュールです。

    注意:最新版pygameのpygame.movieモジュールは、現在Windows環境では動作しません。pygameの環境でsmpegライブラリを動作させることがまだできていないからです。代わりにpymediaライブラリを使用してください。

    Pygameでは基本的なMPEG1形式の動画ファイルを再生することができます。動画の再生はバックグラウンドのスレッドで行われており、これにより簡単に再生の制御を行えます。

    動画の音声はサウンドシステムによって完全に制御されていななければいけません。要するに、動画の音声を再生するのであれば pygame.mixerモジュールを初期化してはいけないのです。動画を再生する前にはpygame.mixer.quit命令で初期化の解除を実行するとよいでしょう。動画の再生が終われば再度Mixerモジュールは初期化できます。

    The video overlay planes are drawn on top of everything in the display window.動画を通常の画像として画面に表示するには、描写先として一旦隠しSurfaceを作成してそれを画面に出力します。1フレームに付き1度の割合で隠しSurfaceから画面へコピー描写されます。



    pygame.movie.Movie
      mpeg形式の動画ファイルを読み込みます。
      pygame.movie.Movie(filename): return Movie
      pygame.movie.Movie(object): return Movie

      ファイルやpythonオブジェクトから、新規にMPEG形式の動画を読み込みます。Movieオブジェクトは、pygame.mixerモジュールで使用されるSoundオブジェクトと同じように動作します。

      Movieオブジェクトには動画描写先となるSurfaceを設定します。動画のSurfaceへの描写はバックグラウンドスレッドで行われます。描写先が画面に表示されるSurfaceだった場合は、ハードウェア側で処理を行う高速な動画描写が行われます。既定では、描写先は画面に表示されるSurfaceとなっています。



      Movie.play
        動画の再生を開始します。
        Movie.play(loops=0): return None

        動画の再生を開始します。音声と映像が無効になっていない場合に、それらの再生が始まります。任意に指定できるloops引数を設定することで、動画を再生する回数を決められます。loops引数に-1を設定すると、動画は無限に再生されます。



      Movie.stop
        動画の再生を停止します。
        Movie.stop(): return None

        動画の再生を停止します。 動画および音声は、現在の再生位置で停止されます。



      Movie.pause
        一時停止や再生再開を行います。
        Movie.pause(): return None

        動画を一時停止させたり、再生を再開したりします。



      Movie.skip
        動画の再生位置を進めます。
        Movie.skip(seconds): return None

        動画の再生位置を秒単位で進めます。動画の再生が始まる前の、再生開始時間が決まっていない状態でもこの命令は実行できます。再生位置を前に進めることはできますが、後ろに戻すことはできません。引数には浮動小数点を設定します。



      Movie.rewind
        動画を巻き戻して再生します。
        Movie.rewind(): return None

        動画の再生位置を開始地点に設定します。動画が停止状態だった場合でも、自動的に再生が開始されます。

        動画の巻き戻しができなかった場合は、ValueErrorのエラーが発生します。巻き戻しができないmovieオブジェクトは無効なものと見なされます。



      Movie.render_frame
        ビデオフレーム数を設定します。
        Movie.render_frame(frame_number): return frame_number

        描写に使用するフレーム数を整数値で設定します。この命令では、動画ファイルから描写先Surfaceオブジェクトに描写する際のフレーム数を、単に伝えるだけです。実際に使われたフレーム数は戻り値として返されるものとなります。



      Movie.get_frame
        現在設定されているビデオフレーム数を取得します。
        Movie.get_frame(): return frame_number

        在設定されているビデオフレーム数を整数型の戻り値として返します。



      Movie.get_time
        現時点の動画再生時間を取得します。
        Movie.get_time(): return seconds

        現時点の動画再生時間を、秒単位の浮動小数点の戻り値として返します。この命令は現在正常に動作しないようで、常に0.0が取得されてしまいます。



      Movie.get_busy
        動画が現在再生されているかを確認します。
        Movie.get_busy(): return bool

        動画が再生中ならtrueが戻り値として返ります。



      Movie.get_length
        秒単位での動画の総再生時間
        Movie.get_length(): return seconds

        動画の総再生時間を秒単位の浮動小数点の戻り値として返します。



      Movie.get_size
        動画の解像度を取得します。
        Movie.get_size(): return (width, height)

        動画の解像度を取得します。動画のサイズは描写先のSurfaceに応じて拡大されますが、この命令は拡大前の元動画サイズから解像度を取得します。



      Movie.has_video
        Movieファイルに動画が含まれているかを確認します。
        Movie.get_video(): return bool

        再生動画を含んだMovieファイルを正常に開けた場合はTrueとなります。



      Movie.has_audio
        Movieファイルに音声が含まれているかを確認します。
        Movie.get_audio(): return bool

        再生する音声を含んだMovieファイルを正常に開けた場合はTrueとなります。



      Movie.set_volume
        再生する音量を設定します。
        Movie.set_volume(value): return None

        動画で再生する音量を設定します。0.0 から 1.0までの値を引数として設定します。音量を0に設定すると、動画ファイルの音声は復号処理されません。



      Movie.set_display
        動画を描写するSurfaceオブジェクトを設定します。
        Movie.set_display(Surface, rect=None): return None

        動画の出力先となるSurfaceオブジェクトを設定します。追加の引数としてrect型の四角形範囲を設定できます。この範囲は動画の表示位置として使用され、動画の位置やサイズがこれに合わせて変更されます。

        出力先SurfaceとしてNone値が設定された場合、動画の復号処理は行われません。



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